夜勤明けに介護をする、私のリアルな1日


夜勤が明けた朝、あなたはどんな気持ちで家に帰りますか。

私は毎回、少しだけ覚悟を決めてから電車に乗ります。24時間働いた体で帰っても、家に着いたら休めるわけじゃない。介護が待っているから。

これが、夜勤をしながらひとりで母を介護する私の、リアルな毎日です。


朝8時に仕事が終わり、そこから「もう一つの仕事」が始まる

私の勤務は泊まり勤務です。朝8時から翌朝8時まで、24時間が一つのシフトです。

仕事が終わっても、すぐには帰れません。引き継ぎを済ませ、9時半ごろにようやく退社します。

帰り道、電車の中でスマホを開きます。SNSを見るためではありません。今日買うものをリストアップするためです。スーパーで使える時間は10分。その日の夕食と、翌日の母の朝昼晩3食分の食材を、10分で買い終えます。電車の中で献立を決めておかないと間に合わない。それが毎回のルーティンです。

10時半に帰宅。荷物を置く間もなく、洗濯機を回します。洗濯物を干したら、ようやく横になれます。


90分の仮眠が、この生活を支えている

帰宅後に必ず取る90分の仮眠。これが私の生活の中で、最も大切な時間です。

24時間勤務の後、仮眠なしでリハビリの付き添いに出るのは正直難しい。体だけじゃなく、頭も動かない。でも仮眠を取れば、不思議と体が動くようになります。

ただ、この仮眠には重大な理由がもう一つあります。

後で詳しく書きますが、母のリハビリの付き添いは、一瞬たりとも気が抜けません。自分がふらついている状態で横に立つことは、母の命に関わる。だから仮眠は、自分のためだけじゃなく、母を守るための時間でもあります。


公園でのリハビリ。これが一番しんどい

13時半、母と一緒に近くの公園へ出かけます。約30分のリハビリ散歩です。

母は今、杖を持ってゆっくりと歩けます。でも「ゆっくり歩ける」というのは、見た目ほど安全ではありません。

少しの風。地面の小石。踏んだ木の葉。それだけでバランスを崩してしまう。だから私は常に真横にいます。一歩も離れられません。

もし転んだら。尻もちをついたら。確実に骨が折れます。入院になります。そうなれば、また歩行能力が落ちる。8年前の骨折、7年前の圧迫骨折。あの時と同じことが繰り返される。

絶対にそうさせてはいけない。

その思いが常に頭にあるから、付き添いの30分は緊張の連続です。隣を歩きながら、母の体幹を常に観察して、倒れそうになれば即座に支えられる体勢でいる。ゆっくりとしか進めないその時間は、体力よりも精神力を削ります。

特に夜勤明けの日は、自分自身もふらつくことがあります。介護している側がふらついている。笑えない話ですが、これが現実です。だからこそ、リハビリ前の仮眠は絶対に削れない。


帰宅後は、2日分の食事を作る

15時頃に帰宅したら、夕食の準備をします。ただ今夜の分だけじゃありません。翌日、私が泊まり勤務に出ている間に母が食べる朝昼晩の3食も、同時に作ります。

冷蔵庫に並んだタッパーを見ると、達成感と疲労感が同時にやってきます。これが終わって初めて、「今日も乗り切った」と思えます。


17時、ジョギングへ。これが私を壊れないようにしてくれる

夕食の準備が一段落したら、ジョギングに出ます。だいたい17時ごろ。時間にして1時間ほど。

介護を始めてから、どんどん追い詰められていく自分がいました。誰にも話せない。逃げ場もない。そんな中で「何かしなければ壊れる」と思い、色々なことを試しました。その中で続いたのがランニングでした。

走ると、汗と一緒にストレスが出ていく感覚があります。頭の中がすっきりして、「また明日もやれる」と思える。それだけで十分でした。走ることで自分も健康になれる。一石二鳥です。

なぜランニングを始めたのか、その詳しい話はまた別の記事で書きます。


21時就寝、5時起床。そして翌朝また泊まりへ

19時に母と夕食を食べ、21時には寝ます。翌朝5時に起きて、8時には次の泊まり勤務が始まります。

この生活を、もう5年以上続けています。


自分の時間を守ることが、介護を続ける唯一の方法だと気づいた

この生活の中で、私が大切にしていることがあります。

仮眠の時間と、ランニングの時間。この2つだけは、どんなに忙しくても削らないようにしています。

介護をしていると、自分のことは後回しにしがちです。「母のために」と思うあまり、自分を犠牲にしてしまう。でも自分が壊れたら、介護は続けられません。

仮眠があるから、リハビリに付き添える。ランニングがあるから、精神的に保てる。自分の時間を守ることが、結果として母を守ることにつながっています。

しんどい毎日ですが、今日もなんとかやっています。

同じように頑張っているあなたに、この記事が届けば嬉しいです。


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