夏の介護で気をつけたい3つのこと|熱中症・水分補給・外リハビリ

在宅介護をしていると、夏は特に気を遣うことが増えます。
熱中症、薬の管理、リハビリの時間帯。
どれも「知っているか知らないか」で、大きく差が出ます。

今回は、母の介護を通じて実際に経験したこと・気づいたことを3つにまとめました。
同じように一人で介護をされている方の参考になれば嬉しいです。

目次

① 高齢者は体温調節が苦手。「暑い」と言ったら本当に暑い

介護を始めた頃、私は電気代を少しでも節約しようと、エアコンをつける時期をできるだけ遅らせていました。
使う時も、温度設定は高めにしていました。

母が「暑い暑い」と言っても、私自身が割と寒がりなこともあって、「気の持ちようだよ」と、あまり取り合っていませんでした。

ある年の6月のこと。リハビリから帰ってきた母が、ぼーっとした様子でソファに座っていました。
おかしいと思って手を握ったら、かなり熱い。

少し熱中症気味になっていたようでした。

水を飲ませても中々回復せず、病院に連れて行くべきか迷いましたが、冷蔵庫にあったOS-1を飲んでもらったところ、1時間ほどで落ち着いてきました。

このとき初めて、「高齢者は体温調節が本当に苦手なんだ」と身をもって実感しました。

高齢になると、汗をかく量が圧倒的に少なくなります。
また、喉の渇きを感じる神経も鈍くなるため、自分では気づかないうちに体温が上がってしまうのです。

それ以来、我が家では以下のことを習慣にしています。

  • 家にいるときは、たまに手を握って熱がこもっていないかチェックする
  • 自分が外出中は、1時間に1回は最低ひと口水分を取るよう話している
  • ぼーっとする感じがあったときにすぐ飲めるよう、OS-1を常備している
  • 母一人ではペットボトルのキャップが開けられないため、ゼリータイプを用意。包丁やハサミで袋を開けて飲めるよう伝えている

「暑い」という訴えを軽く見ていた自分を、今でも少し後悔しています。
高齢者が「暑い」と言ったら、それは本当に暑いんです。

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② パーキンソン病と水分補給。夏に体調を崩す意外な理由

母はパーキンソン病を患っており、毎日薬を服用しています。

毎年5月頃から9月頃にかけて、特に午前中に気持ち悪くなる日が続くことがありました。
「なんで夏だけこんなに体調が悪いんだろう」と気になり、神経内科の先生に相談したところ、意外な答えが返ってきました。

「水分不足で、薬の濃度が濃くなっているのかもしれません」

パーキンソン病の薬の中には、体内の水分が減ると濃度が上がり、副作用が強く出てしまうものがあるそうです。
夏場は知らず知らずのうちに水分が不足しがちなため、薬が効きすぎてしまう状態になっていたようでした。

「じゃあ水をたくさん飲めばいいんじゃないか」と思いますよね。
ところが、水だけだと飽きてしまって続かない。
スポーツドリンクは糖分が気になる。

そこで先生から勧められたのが、麦茶でした。

麦茶はノンカフェイン・無糖・低刺激で、毎日飲んでも体への負担が少ない。
我が家でも去年から取り入れていて、以前より継続しやすくなりました。

パーキンソン病の方がいるご家庭では、夏場の水分補給を特に意識してみてください。
体調の波が、水分不足からきている場合もあります。

麦茶を取り入れてからの変化や、具体的な飲ませ方の工夫については、こちらの記事で詳しく書いています。
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③ 夏の外リハビリは「時間帯」と「場所」が命

パーキンソン病には、外でのリハビリが大切です。
歩くこと、外の空気を吸うことで、自律神経のバランスが整いやすくなります。

でも夏の日中は、外に出ること自体が危険な暑さ。

夕方や夜の涼しい時間帯にできれば理想ですが、母の生活リズムや体調を考えると、なかなかそうもいきません。

そこで我が家が行き着いたのが、木々が多い公園を探して、日陰でリハビリをするという方法です。

木陰は体感温度が全然違います。
日差しを遮るだけで、体感温度が3〜7℃変わることもあると言われています。

近くにそういった公園がない場合は、日傘が活躍します。
日傘を使えば、どこでも自分だけの日陰が作れます。
持ち運びにも便利なので、外リハビリのお供として一本用意しておくと安心です。

「外に出ないと体に悪い、でも出たら熱中症になる」というジレンマ、
工夫次第で乗り越えられます。

リハビリの具体的な内容については、こちら

まとめ

夏の在宅介護で特に気をつけたいこと、3つをご紹介しました。

  • 高齢者の「暑い」は本物。体温調節が苦手なことを忘れずに
  • パーキンソン病の薬は水分不足で副作用が強くなる。麦茶で継続を
  • 外リハビリは日陰と日傘で乗り切る

どれも「知っていれば防げた」ことばかりです。
私自身、失敗してから気づいたことも正直あります。

一人で介護をしていると、自分のやり方が正しいのかどうか不安になることも多いですよね。
この記事が、同じように頑張っている方の少しでも参考になれば嬉しいです。

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