介護しながらの宅配弁当、何を見て選ぶ?夜勤の私が辿り着いた5つの視点

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毎日の食事作り、介護をしながらだと本当に重くのしかかってきます。仕事があって、夜勤もあって、その上で母の食事まで毎日考える。「宅配弁当に頼ろうかな」と思っても、いざ調べ始めると種類が多すぎて、どれを選べばいいのか分からなくなる方も多いんじゃないでしょうか。

私自身、夜勤をしながら7年間、パーキンソン病の母の介護をしています。宅配弁当を検討したときも、正直最初は何を基準に選べばいいのか分かりませんでした。ここでは、私が実際に比較検討する中で「これは見ておいた方がいい」と感じたポイントを、自分の経験を交えてお伝えします。

目次

宅配弁当を選ぶときに見るべき5つの視点

塩分・栄養バランス

高齢のご家族がいる場合、ここが一番大事だと感じています。

以前は忙しいときに、スーパーの冷凍食品に頼ることもありました。ただ意外と味の濃いものが多く、母から「これ味濃い」と言われることが増えました。血圧の薬を飲んでいることもあって、これは見過ごせない問題でした。困った私がやっていたのは、味の濃い冷凍食品をお湯につけて塩分を落とすという工夫です。コープの冷凍さばの味噌煮などは、お湯に浸して味噌をほとんど落としてから出していました。

宅配弁当を検討する際、食塩相当量がどれくらいかを必ず確認するようになったのは、こうした経験があったからです。「美味しさ」と「健康への配慮」が両立しているかどうかは、パッケージの栄養成分表示で簡単にチェックできます。お湯につけて薄める手間をかけなくていい、というだけでも、私にとっては大きな違いでした。

食べる人に合った形態か

これは見落としがちですが、地味に重要なポイントです。

母は肉が食べられません。たったそれだけの条件で、体感9割くらいの宅配冷凍弁当が候補から外れます。味も良さそう、値段も続けやすい、メニューも豊富——「これは良さそうだ」と思っても、7食パックや10食パックでの注文がほとんどで、自分たちでメニューを選べる形式じゃないと、結局そのセットの中に肉抜きのメニューがいくつあるかで振り出しに戻ってしまうんです。

母と二人でスマホを覗き込みながら「これ美味しそうだね」「外に食べに行けないから、こういうのがあるといいね」「スーパーのお惣菜、もう飽きちゃったし」なんて楽しく話していても、いざ調べると候補から消えていく。その繰り返しで、思わず「はぁ、またか……」と声が漏れたことが何度もありました。

噛む力・飲み込む力に不安がある方なら、きざみ食やムース食への対応も同じように見ておく必要があります。「普通のお弁当が食べられるだろう」という前提だけで選んでしまうと、届いてから初めて「これは食べられない」と気づくことになりかねません。

私が最終的にどう乗り越えたかは、後ほど詳しく書きます。

配送頻度とスキップのしやすさ

介護をしていると、状況は日によって変わります。体調が良くて自炊できる日もあれば、まったく余裕がない日もある。だからこそ、配送間隔を自由に選べるか、食べきれないときに簡単にスキップできるかは、続けられるかどうかに直結します。

夜勤がある人にとっては、配達のタイミングを選べるかどうかも見落とせません。在宅していない時間帯に届いても受け取れないので、この点は事前に確認しておいた方がいいポイントです。

価格

毎日のことなので、続けられる価格かどうかは現実的な問題です。初回お試し価格だけでなく、2回目以降の通常価格がいくらになるのかまで確認しておくと、後で「思ったより高い」とならずに済みます。

お試しのしやすさ

正直、写真や説明だけでは味は分かりません。1食から注文できるか、無料お試しがあるかは、失敗しないために確認しておきたいポイントです。

私はライフミールをこう選びました

何件も「振り出しに戻る」を繰り返した末に見つけたのが、ライフミールでした。

決め手は、まず自分たちでメニューを選べること。これまでの「セット買い」だと、肉抜きの条件だけで候補がほぼ消えていましたが、ライフミールは一食ずつ好きなメニューを選べる形式で、しかも肉料理だけでなく魚メニューが豊富にありました。価格も1食500円前後と続けやすい水準。三ツ星ファームのような選択肢も検討はしたのですが、値段の面で続けるのは厳しいと感じました。

ライフミールを見つけたときは、正直心の中でガッツポーズしました。「いいの見つけたぞ」と。母にメニュー一覧を見せたときも、魚料理の豊富さを見て「美味しそうだね」と笑顔になってくれて、その顔を見て「これにしよう」と決めました。

実際に使ってみての詳しい感想は、こちらの記事にまとめています。

ただ、これはあくまで「我が家の条件」での結論です。肉が食べられない母、夜勤で受け取れる時間が限られていること、続けられる価格であること——この3つが、たまたまライフミールと噛み合っただけなんです。

あなたに合うサービスは、条件で変わる」

ライフミールは私たちにとって、ここまで書いてきた理由で「これだ」と思えるサービスでしたが、すべての人に当てはまるわけではないとも思っています。

検討の過程では、冷蔵で届けてくれるサービスも候補に挙がりました。ただ配達のタイミングを選べず、夜勤の日は受け取れないという理由で断念しました。在宅率の高い方なら、冷蔵タイプの方が選択肢として合うかもしれません。三ツ星ファームのように、メニューの質は魅力的でも価格的に続けるのが厳しいと感じたサービスもありました。予算に余裕があれば、そちらの方が満足度は高いと思います。

もっと厳しい塩分制限やきざみ食・ムース食が必要な方は、ライフミールだけでは選択肢が足りないかもしれません。地域によって配送対応が異なる場合もあるので、お住まいのエリアで使えるかどうかも事前に確認しておきたいところです。

母とも「もっと宅配弁当のサービスが増えて、食を楽しめる選択肢が広がるといいね」とよく話しています。一つに絞らず、自分たちの条件に合うものを比べてみるのもひとつの手だと思います。

まとめ:完璧な正解はない、自分たちに合うものを

宅配弁当選びに「絶対の正解」はないと思っています。家族の状態も、予算も、続けられるかどうかも、家庭によって違うからです。

ただ一つ、選んでみて気づいたことがあります。宅配冷凍弁当には、自分たちでは作れないようなメニューが意外と多いんです。サーモンフライのタルタルソース添え、豆腐ハンバーグ、八宝菜——スーパーではなかなか売っていない、外食でしか食べられないようなメニューが届きます。

母は初めてのメニューが届くたびに楽しみにしていて、気に入ったものがあると「これ次も頼んで」と話してくれるようになりました。正直、驚きました。母は食に関心がないわけではなく、食べられるものが限られていたせいで、どこか半分諦めているような様子だったからです。それが「次も頼んで」という一言に変わったとき、宅配弁当を選んでよかったと心から思いました。

大事なのは、まず一つ試してみること。そして「これは違うな」と思ったら、別の選択肢を試してみればいい。完璧を求めすぎず、まずは小さく始めてみてください。それだけで、介護の毎日が——そして、ご家族の食卓が——少し軽く、少し楽しくなるはずです。

私が食事作りの負担を手放せたのは、「全部やらなくていい」と思えたからでした。宅配弁当以外にも、介護を続けるために私が「やめた」ことを、まとめた記事があります。

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